By Рыбакова Елена – http://www.soccer.ru/gallery/5932, CC 表示-継承 3.0, Link
本田圭佑がいなくなって久しいイタリアの名門ACミラン。
本田最後の監督となったモンテッラも退任し、いまだ苦戦が続いている。
そして続いてミランの監督になったのは下部の監督から昇格したジェンナーロ・ガットゥーゾ。
元々ミランでプレーしていた彼はその歯に衣着せぬコメントでも有名だ。
そんなガットゥーゾ氏がミランでの本田圭佑についてコメントを残しているのでご紹介したい。
ガットゥーゾについて
ガットゥーゾは1978年イタリア生まれのイタリア育ち。
セリエAペルージャやミランに所属し、イタリア代表でもプレー。
監督としてもパレルモやスイス・ギリシャのチームなどで経験を積んでおり、2017年にモンテッラ監督の後を継いで、下部より昇格する形で監督に就任している。
選手時代から「狂犬」と言われるほどの激しいプレーや、人にも食ってかかる激しいスタイルで注目を得ており、イタリアでは国民的スターなのだそうだ。
本田圭佑についてのコメント・評価
ミランに到着して数試合で、メディアから失格の烙印を押された本田に対して、コメントをしている。
重要なのはアイツが“イタリア式”のトレーニングをやらずに、つまりそのための時間さえ与えられないままいきなり試合に出てるってことなんじゃないかな。であればそりゃあ大変だよ。
で、しかも当のミランが例の調子でバッラバラとくれば、それこそあのマラドーナであっても相当に苦労するはずだろうよ。
自ら背番号10を選んだことについては、
あの番号は確かに重いんだが、その意味をアイツが知らなかったなんて間抜けなことはないはずだろ? つまり本田は自らが背負う責任の重さを知った上で敢えて10番を選んだわけだ。そうだよな? とすればそれはアイツが何ら恐れない男だってことの証なんじゃないのか?
プレーでは明確な結果を残せていなかった部分は認めつつも、その姿勢には敬意を表している。
アイツが懸命にチームのために動こうとしているのはハッキリと見えるし、その質はともかくとしても本田はとにかくアイツなりに戦っている。試合だけでなくトレーニングでも常に全力を出すヤツだって聞いてるしな。だからこそ俺はもうちょっと待ってあげたいと思うわけよ。
本田の姿勢を引き合いに出し、むしろ他の選手達に苦言を呈している。
アイツは“今できること”を可能な限り、まさに日本人らしくマジメに、最大限にやってると俺は思うぜ。それこそ本田に見られる集中力と同じレベルを他のヤツらが持つだけで今ある問題の50%は解決できる。そう真剣に思うほどだよ
上記コメントはもちろんのこと、性格的にも激しさだけでなく人としての優しさや愛嬌も持ち合わせ、ぐいぐい人に食らいついていくガットゥーゾ氏が監督であれば、寡黙に努力する本田選手の行く末も多少は違ったのかもしれない。