By BikeMike – 投稿者自身による作品, CC0, Link
イタリアの伝統的クラブであり世界的ビッグクラブであるACミランの10番を背負って久しい、本田圭祐。
度重なる監督の交代でチームが落ち着かない状況の中、徐々に信頼は得ていたものの、2016年以降はついに出場機会も激減。
プレーの内容や結果も伴っていないだけに、各所からこれまでにないほどの批判が飛び交っている。
もちろん今後の復活に期待したいところではあるが、今回はその吹き荒れる批判・酷評がいかに手厳しいものであるか、ご紹介したい。
メディアの反応
■イタリア移籍情報サイト『Calciomercato News』
「クラブの創設以来、ケイスケ・ホンダほど批判されたミランの背番号10番はいない」
2016年、ミランが中国資本へ売却されるという話になり、本田が放出候補に入ったという報道の際に掲載されたコメント。
数々のファンタジスタたちが付けてきた、ミランの背番号10番の重みが、今になって効いてきているようだ。
■ガゼッタ・デロ・スポルト
(出番無しの本田に対して)「マン・オブ・ザ・マッチはボナベントゥーラ、ロナウジーニョと……本田のコンビ」「見事な間接的貢献。」
ジャコモ・ボナベントゥーラが壁の下を抜くフリーキックでゴールを奪った試合での評価。
監督によるとボナベントゥーラは同僚の本田のフリーキックからイメージを得て、それを決めたというのだ。
そんなエピソードを踏まえ、出番の無かった本田圭祐をマン・オブ・ザ・マッチに選定するあたり、世界一厳しいと言われるイタリアメディアの辛辣さが見える。
■ミラン情報サイト『Pianeta Milan』
「モンテッラ監督はホンダを信頼していない。ケイスケ・ホンダは忘れ去られている。逆サイドでチャンスを掴むしかない」
2017年、リーグ戦だけでなく、ついにカップ戦での出場機会も無くなった本田に対してのコメント。
同じポジションでライバルのスソは、すでにチームの中心として認められているため、こんな報道が出ているようだ。
■ガゼッタ・デッロ・スポルトWEB版
「モンテッラはパンキナーロ(高給取りのベンチ要員)にチャンスを与えたが、ポーリ(アバーテに代わって右SBで先発)と本田は右サイドを崩壊させた。」
ベンチ要員のことをイタリアではパンキナーロと言うのだそうだ。
ネット民のあいだでは「パンキ」と略して呼ばれたりもしている。
何にしてもミランの10番は、ついにパンキナーロ呼ばわりされるようになってしまった。
選手等の反応
■元ミラン10番ボバン
『ベンチにも入れないレベルの選手、永久にうまくなれない』
クロアチアの名手ボバンは本田嫌いで有名なのだそうだ。
■元ミラン コスタクルタ(本田ミラン入団時)
『現時点での本田は「ミランの10番」どころか、単に「ミランの一員」としても認めるわけにはいかないレベルにある、と言わざるを得ない。さらに言えば、セリエAでプレーできる水準の選手ではないとさえ僕は思っている。』
『僕がいた当時のミランであれば、本田はペットボトルを運ぶ役さえも与えられなかっただろう』
出典:http://news.livedoor.com/article/detail/11197691/
20年もの間、ミランで守備をになってきたレジェンドからもこのコメント。
■元ミラン コスタクルタ(2015-2016シーズン後)
『二度とミランのユニホームを着るべきではない奴がいる』
シーズン7位で終わったミランの結果についてのインタビューで、
明らかに本田を指したと思われるコメントを残した。
サポーターの反応
■ミランツイッター炎上反応 その1
「本田をオマーンのクラブに売りつけよう」
ちょくちょく炎上するミランのツイッターだが、2016年秋の日本代表親善試合オマーン戦の後のツイートでまた炎上が起きた。
ミランツイッター:
「日本代表はオマーンに4-0で勝利した。ケイスケ・ホンダはキャプテンだった」
サポーターの返信:
「本田をオマーンのクラブに売りつけよう」
「いつ俺たちはあのゴミ箱の中身を売るのか」
「本田は最悪」
「消去しろ」
「願わくば、インターナショナルマッチから帰らぬことを」
「あんな奴に興味ないんだよ」
■ミランツイッター炎上反応 その2
「本田を使うなんて素晴らしいアイデアだ」
出場機会が激減した後、ようやく巡ってきた出場機会。
そんなタイミングで本田がオフサイド・トラップ失敗の原因をつくり、ゴールを奪われてしまった際の相手サポーターのコメント。
ゴールの状況をレポートしたミランのツイッターは大炎上し、
サポーターからは「やっと本田が交代してくれる」「二度と、二度と、二度と本田をプレーさせるな」などのコメントが。
さらには相手サポーターから「本田を使うなんて素晴らしいアイデアだ」という皮肉なコメントまで飛び交う始末だった。
2016-2017シーズンでミランとは契約満了となる本田選手。
移籍するのは間違いなさそうだが、新天地での再奮起を期待したい。