By Chong Fat – 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, Link
スペイン・リーガエスパニョーラで徐々に結果を残し、評価を上げてきている乾貴士選手。
特にそのドリブル技術は日本人選手の中でも突出していると言われており、実際所属チーム・エイバルの監督も、どんどん仕掛けていけとコメントしているようだ。
よく日本人は司令塔タイプが多く、パスの名手はいるが、ドリブラーやゴールゲッターは少ないと言われている。
確かに歴代日本代表のサッカースタイルも、ポゼッションをベースに細かくパスをつないでいくものが多い。
そんな中、もっと乾選手のようなドリブルを得意とした選手が出てくれば、また違った強みやバリエーションが出てくるのではないかと期待するのは、筆者だけではないのではないだろうか。
今回は、そんな期待も込めつつ、これまでの日本人サッカー選手の中でも、特にドリブルを得意とし、評価された選手をご紹介したい。
乾貴士
まずはこの記事タイトルにもなっている乾貴士選手。
本場スペインでそのドリブル技術を含め、認められているのはすごいの一言。
ボールタッチが細かく、ひとたび奪おうとして逆にかわされてしまうディフェンダーも多い。
齋藤学
「ハマのメッシ」の愛称でお馴染みの齋藤学選手。
サイドからグイグイ中央に切り込んでいくスタイルは、見ていてワクワクする。
本山雅志
鹿島の黄金時代を担った本山選手。
足に吸い付くようなボールコントロールで、小笠原選手などスター選手と一時代を築いた。
前園真聖
トリッキーなドリブルで何人もの選手を交わしていた、ゾノこと前園選手。
今でこそバラエティ番組で見かける、おもしろい芸能人ポジションだが、1996年アトランタオリンピックでは中心選手として活躍。
ブラジルを撃破する「マイアミの奇跡」を起こし、一世を風靡した。
松井大輔
ネットのサッカー掲示板等でかなり推す声が多かったのがこの松井大輔選手。
フランス・リーグ・アンのル・マンで活躍し、『le soleil du Mans (ル・マンの太陽) 』と呼ばれた。
守備に重点を置いた当時の日本代表でも、少人数で攻撃を成り立たせてしまう原動力として高い評価を得ている。
金田 喜稔
現在は解説者としてお馴染みの金田さん。
現役時代は誰もが認めるドリブラーだった。
日産で木村和司選手らと活躍。週刊サッカーダイジェストでは日本のドリブラーを語る際のスタート地点とまで評されている。
三浦知良
そしてこの人も外せない、キング・カズ。
十代でサッカーの本場ブラジルへ渡り、名門サントスのレギュラーを取得し、現地で今でも称えられている。
大胆なまたぎフェイントは、憧れるサッカー少年も多かった。
中村俊輔
フリーキックの方に注目が集まりがちな中村俊輔選手だが、ボールを持ったときのコントロールや技術は、あの辛口解説者セルジオ越後さんも素直に認めるほど。
ボールを奪いに来るディフェンダーを左足でサクサクかわすところは、見ていて気持ちが良い。
三浦淳宏
この人もどちらかというとフリーキックのイメージが強いかもしれない。
無回転フリーキック、いわゆるブレ玉の先駆者と言われている選手だ。
やはりサイドから中央に切り込んでいくドリブルやサイドを駆け上がるプレーは、高く評価する人も多い。
宇佐美貴史
日本代表でのデビューも華やかだっただけに、サッカーにそれほど詳しくない人でもドリブルが上手い選手といえば宇佐美選手が浮かぶのではないだろうか。
アンダー世代からその注目度は同世代でも群を抜いていた。
十代でドイツの名門バイエルン・ミュンヘンへ移籍。結果こそ残せなかったが、あの名将ファン・ハールも認めるほどの技術だったそうだ。
中井卓大
13歳でスペインのレアル・マドリードの下部組織に属し、すでに高い評価を得ている中井卓大選手。
ピピ君の愛称で親しまれ、ドイツの地元紙「ビルト」が選んだ5人の神童に、元バルセロナ下部組織の久保建英選手と共に選ばれています。
とにかく、今後が楽しみでしかない選手。