By WAKA77 – 撮影者自身による投稿 ( It took a picture for myself ), パブリック・ドメイン, Link
サンフレッチェ広島の顔として活躍してきたストライカー、佐藤寿人。
35歳になる2017年、J2の名古屋グランパスへの移籍を決めた。
J1のサンフレッチェから残留のオファーをもらいながら、出場機会が減ってきたことや、
名古屋から熱心に誘われたこともあり、移籍を決意したそうだ。
J2に降格した名古屋では、出場機会が増える可能性が高いだろう。
また、同じタイミングで就任が決まった、元川崎フロンターレの風間八広監督の存在も大きいかもしれない。
とはいえJ1で優勝争いに顔を出す広島から、J2のクラブへの移籍。
気になるのはその年俸がどう変わるのか。
現時点では正式には発表されていないが、J1時代の名古屋の上位年俸やJ2他クラブの年俸、また佐藤選手クラスでJ2にいる選手の年俸などを元に、推測してみたい。
サンフレッチェ広島での年俸
佐藤寿人選手の2016年の年俸は、4500万円。
これはチーム内では5番目の高年俸だ。
ちなみに、1位はストライカーのピーター・ウタカ選手で、1億円。
2位は日本代表経験もあるボランチの青山敏弘選手で、7,000万円だ。
2歳年下で同じフォワードのピーター・ウタカ選手の半分以下となっている。
名古屋グランパスの上位選手の年俸
J1として戦った名古屋グランパスの、2016年の主な上位年俸は下記の通り。
・楢﨑正剛 8,000万円
・シモビッチ 5,000万円
・川又堅碁 4,500万円
・永井謙佑 3,500万円
同じフォワードの川又選手、永井選手と比べると、ほぼ同じくらいと言える。
ただ、J2に降格することで広告収入などがぐんと減るので、これが選手の年俸にどう影響するかで変わってくるだろう。
J2チームの年俸について
平均年俸が2,000万円台のJ1リーグと比べ、J2リーグの選手の年俸はどのくらいか?
J1のように公式に表に出ていないのだが、マスコミ等の報道では
J2リーグの選手の平均年俸は約440万円、とのこと。
そのうち、J2の中でも主力クラスの選手で800万円〜2,000万円程度と言われている。
ちなみに横浜FCの三浦知良選手が年俸2,000万円ということだが、こういうケースは希だそうである。
しかし年齢を加味しても、あのカズが年俸2,000万円しかもらっていないというので、個人的には少し驚いた。
また2015年、J2時代のセレッソ大阪で活躍し、オーストリアのザルツブルクへ移籍した南野拓実選手の年俸は、1,000万円だったそうだ。
日本代表若手世代の中でも名の知れた同選手でもこの金額ということで、J2の年俸の厳しい相場感が読み取れる。
そしてJ2名古屋の佐藤寿人選手の年俸は?
上記を踏まえて想定してみると、少なくとも特例と言われる三浦知良選手の2,000万円を超える年俸は、無いのではないかと想定する。
また、熱狂的なファンに支えられているセレッソ大阪で、次期エースと騒がれた南野選手は1,000万円だったが、
名古屋のも同じく根強いファンがいることや、スポンサーがトヨタであることを踏まえ、さらに年齢、経験も加味すると、1,000万円は超えてくるのではないかと予想している。
上記を踏まえると、もちろんあくまで予想だが、推定年俸は1,000〜2,000万円と想定する。
色々な面で厳しい条件のJ2リーグ。
本人は「何でもやる」とコメントしているが、少なくとも年俸はJ1広島時代の半分以下になることは想定の範囲内にあるのかもしれない。
対照的に年俸1億円で就任した風間八広監督とともに、1年でのJ1復帰が望まれている。