By Borowskki – 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, Link
2018年シーズンよりガンバ大阪監督としてJリーグ復帰が決まった名将レヴィー・クルピ氏。
かつてセレッソ大阪で香川真司や乾貴士などのスター選手を育て上げたことでも有名な名監督で、選手に「サッカーに年齢は関係ない。数字を残すこと、それこそが実力」と繰り返し伝えてきた名将だ。
今回はそんなクルピ氏がこれまでに育ててきた選手をご紹介したい。
香川真司
都並監督時代まで守備的MFの控え選手だった香川真司(当時18才)を、攻撃的MFとして抜擢したのもクルピ監督だ。
それをきっかけに大活躍し、香川選手はその後のスターダムを駆け上がった。
若手の才能を見抜き、思い切って起用するクルピ氏が、現在の日本代表10番香川の礎を築いたと言えるかもしれない。
乾貴士
クルピ氏は2008年、横浜マリノスからレンタル移籍してきた乾の才能も大きく伸ばしている。
横浜時代は守備の要求が多く苦労していた乾選手だが、クルピ氏は彼のテクニックやチャンスメーク力を高く評価。攻撃への自由を与えた。
それによりその才能は開花し、現在の活躍へと繋がっている。
乾選手の母校野洲高校時代の恩師である山本監督も「クルピが自由にやらせてくれたのが乾にとってはすごく大きかった」とコメントしている。
柿谷曜一朗
当時天才と言われながら、練習などへの遅刻を繰り返した柿谷曜一朗。
そんな彼は最終的にクルピ監督によりJ2のヴォルティス徳島へ放出されたが、以下のコメントを見ると、それは育成のための愛情だったとも思える。
若い選手が過ちを犯すことはよくあること。もう何をすべきか分かっているだろう
放出という判断が、今も正解だったかは分からない。違う方法でもっと早く自覚を持たせることができたなら、すでに(香川)真司と同じ道を歩んでいたかもしれない。そこは自分の責任を強く感じる。
山口蛍
いいシャドーになれる要素を持っている
当時セレッソでボランチから攻撃的MFへコンバートされた山口蛍。そんな彼を「香川真司に匹敵する」とクルピ氏は絶賛していた。
フリーキックのキッカーにも任命するなど、その信頼は絶大だったようだ。
清武弘嗣
攻撃的選手には、とにかく得点することの重要性を教え続けてきたというクルピ氏。
清武弘嗣選手もまた、そんなDNAを受け付いだ一人だ。
いろんな経験を積み、自信をつけた。代表でシンジとともにレギュラーを取ってしかるべき選手だと思う。足りないものがあるとすれば、まさに先発で出場する機会だ。
その他海外の有名選手も
その他ブラジルのサントスやフルミネンセなどの名門でも指揮を執ってきたクルピ氏。
ブラジルの教え子にも蒼々たるメンバーが顔を揃えている。
・カカ(元ブラジル代表、ACミラン、レアル・マドリードなど)
・ジエゴ・アウベス(元ブラジル代表、バレンシア、フラメンゴなど)
・レアンドロ・カスタン(アトレチコ・ミネイロ、ASローマなど)
ガンバでの活躍にも期待
前長谷川健太監督時代は、主に守備を重視した戦い方をしていたガンバ大阪。
2018年、攻撃サッカーと若手育成に定評のあるレヴィー・クルピ氏が監督に就任することで、またどのように変化するのか、個人的には非常に楽しみだ。
そしていつか日本代表も指揮してもらえたら、、こんなにうれしいことはない。