By Майоров Владимир – http://www.soccer.ru/gallery/45233, CC 表示-継承 3.0, Link
すでにインテル・ミラノで8シーズンに渡ってプレーし続けている、日本代表長友佑都選手。
タレントの平愛梨さんとの結婚も経て、プレーでも再び評価が上がってきている。
チームでもかなりの古株と言える長友選手、新しい選手とのポジション争いや移籍の話もたびたび出たり、
もちろん調子の悪いときもあるが、そんな時のイタリア人サポーターの辛辣な扱いもたびたび経験している。
それでも歴代の各監督から最終的には信頼を勝ち取り、レギュラーと呼べる座を守り続けている。
そんな長友佑都選手には、当然多くの評価コメントが残されている。
有名サッカー選手からのコメントなどはないものの、逆にイタリアに根ざしたレジェンドや、地元メディアからの評価が多い。
今回はそんな長門選手への海外の評価コメントをご紹介したい。
『エクストラ・タイム』紙(ガゼッタ・デロ・スポルトの国際サッカー専門誌)
まずは、長友がまだイタリアのチェゼーナでプレーしていた頃の話。
すでにインテル・ミラノは興味を持っており、2011年頃に以下のようなコメントを残している。
左SBとして、現時点での世界トップ5に入る
レオナルド(2011年インテル・ミラノ監督)
当時インテル・ミラノで監督を務めていたレオナルドも、長友に注目。
実際に獲得に動き、インテル長友が誕生した。
その際にチェゼーナでのプレーを見て以下のように評価している。
長友は完成されたサイドバック。常にアグレッシブで、右でも左でも、低い位置でも高い位置でも、高度なプレーができる。インテルにとって不可欠な戦力だ
身長は低いが、ハイボールにも強い
ルチアーノ・スパレッティ(2017-インテル・ミラノ監督)
開幕前から長友を過小評価するなとコメントしていたインテル監督。イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューで長友を高評価している。
長友は重要な選手だ。過小評価してはいけないよ。
ダンブロージオやナガトモを過小評価してはいけない。彼らを追い越すのは簡単ではない。彼らはバランスを上手く保てるし、誰にとっても厄介な相手と言える
ジュゼッペ・ベルゴミ(インテル・ミラノOB)
ミスター・インテルミラノと呼ばれたインテルOBも、メディアで長友のプレーを評価するコメントを残している。
ユート・ナガトモの重要性が過小評価されている。彼は試合において違った形で役割を演じることができる。ダヴィデ・サントンはこれまで良い試合もあったが、タイミングが違う。味方を追い越す動きをすることがないし、大体遠慮しがちにプレーしている。ただ与えられた任務をこなそうとするだけだ。一方、ナガトモは違った働きができる。もっとイヴァン・ペリシッチを活かせるプレーができる
パオロ・コンドー(バロンドール審査員・元ガゼッタ・デロ・スポルト記者)
イタリア人で唯一のバロンドール審査員のパオロ氏は、辛口でおなじみのイタリアメディア「ガゼッタ・デロ・スポルト」の元記者。
そんなサッカー界の大物も、長友のクオリティは高く評価しているようだ。
世間一般は彼を戦犯として考える傾向にあった。だがそれとは裏腹に(ルチアーノ)スパレッティはいつも“ナガトモは必要な選手だ”と語っていた。序列においてナガトモはダルベルトより上にのし上がった
ステファノ・ピオリ(2016-2017インテル・ミラノ監督)
2016年に指揮を執ったピオリ監督も、長友に大きな信頼を置いていたと言われている。
絶対に負けられないACミランとのミラノ・ダービーで、先発で出場するも、相手に苦戦していたサイドバックのクリスティアン・アンサルディを見るや、前半20分で長友にウォームアップを命じた。
試合展開により結局後半20分からの出場になったが、長友のスピードとプロ意識の強いメンタルなどを高く評価していると言われている。
fcinternews(インテル・ミラノのクラブ専門サイト)
スパレッティ監督からの大きな信頼を得ていると報じられていた長友。
新加入のライバル選手、ダウベルトが大金で獲得した割になかなか振るわないのもあり、公式サイトも以下のように評価している。
長友はそれに見事に応え、ここまでは実質的に、汚点のないパフォーマンスを見せている。人に対して速く、両足を使え、監督が求めていたことをまさに実践している。人目は引かないが正確。自分の限界を知り、深くまで行ってクロスを上げることは稀だが、守備を疎かにすることもない。今の長友はもちろん怪物ではないが、機能しているひとりだ