By Keisuke_Honda.jpg: Tsutomu Takasuderivative work: Sidik iz PTU (talk) – Keisuke_Honda.jpg, CC 表示 2.0, Link
その独自のこだわりや考え方で、時にビッグマウスと揶揄されてきた本田圭祐。
一部報道やネット民の間でもささやかれてきたように、孤独・ひとり・友だちいない・取っつきにくい、といった印象を持っている人もいるかもしれない。
本当にそんなに嫌われ者なのだろうか?
今回は、ニュースやインタビューから垣間見えた、本田選手の性格などをご紹介したい。
チームにはプライベートでも仲のいいメンバーも
所属チームのACミランでは特に、カカ、バロテッリ、アバーテ、F.トーレス達と仲が良かったようだ。
バロテッリは元々本田のファンであることを公言しているし、アバーテはイタリアに来て間もない本田とよくコミュニケーションしていたとのこと。
また、カカとは練習後に一緒に車で帰ったり、他のメンバーも一緒に寿司を食べに行ったりしていたようだ。
日本代表では長友、香川両選手とも仲が良いのはよく知られている。
同じミラノにいる長友選手とドイツ・ドルトムントにいる香川選手との3ショット写真は筆者もほのぼのと眺めてしまった。
一方、同じ日本代表の槙野選手とはキャラが違うのもあり、絡んでいるイメージがわかなかったのだが、これは誰とでも親しげな雰囲気を作れる、さすがムードメーカー槙野選手、といったところだろうか。
今回の代表合宿もかなり濃い時間だった。グランドから離れたHotelでの時間の重要性が今回結束のテーマだった。
今回の合宿では1番一緒に居て1番濃い話をしたKeisuke Honda。
帰りでの空港でいつも付けてるサングラスを借りた。 pic.twitter.com/itnRCyBAaB— 槙野智章 (@tonji5) 2015年10月14日
こちらはACミランのスソ選手がインスタグラムに上げた写真。
現在のチーム内での状況もあるのかもしれないが、穏やかで和やかな雰囲気に見える。
“悪童”と呼ばれたバロテッリも本田とは仲良し。
集合写真のシャッターの瞬間、本田にいたずらをしたりと、とても仲がよさそうだった。
Final work-out before leaving for Palermo. Mihajlovic called-up 23 Rossoneri https://t.co/ZNWBwmtFt4 #PalermoMilan pic.twitter.com/pim3yuV4Qt
— AC Milan (@acmilan) 2016年2月2日
移籍についても「そんなに高望みをしているわけではないんですよ」
一部ニュースやネットでは、本田は中国とアメリカMLSからオファーの噂があるものの、プライドが高い性格なので行かないだろう、という見方が強い。
よっぽど他にオファーが無ければ妥協して、アメリカMLSに「行ってやる」スタンスではないか、という見解が多いようだ。
だが実際には、それはアンチファンの想像の域を出ない、と言わざるを得ないようだ。
あるスポーツニュースで報道されていたが、2017年初頭、移籍の噂に付いて聞かれると、
本田「そんなに高望みをしているわけではないんですよ」
「選ぶ基準は、チームとしてどういうプロジェクトを描いているか、それだけです」
記者 「2017年はファンに良いニュースが届けられそうですか?」
本田 「そうですね、届けられるように頑張ります」
「まぁ移籍なんて良いニュースでも何でもないですけど、移籍の可能性があることは確かです」
まず、”ビッグマウス”でお馴染みだった本田圭祐に、昔のような挑発的な態度は感じられなかった。
筆者も、以前ならある種上から目線な独自の本田論を語る彼の姿を想像したかもしれない。
ただ、本田はとても落ち着いた話し方で、
むしろ一貫して「チームがどういう方向性で運営を考えているか」「どんなチームにしたいか」にのみこだわっている、ということを話していた。
そしてそれは個人的にはとてもシンプルな意見で、妙に納得してしまった。
すでにいくつか断りを入れたチームもあるそうだが、その理由も、クラブがどういうチームを作っていきたいかという将来的なイメージが合わなかったことが理由なのだそうだ。
その性格はビジネスにも?
別記事でも書いたが、本田圭祐選手はビジネスマン・経営者としての顔もよく知られている。
サッカー以上に様々なタイプの人間と、様々なやりとりをする経営というフィールド。
当然人付き合いの上手さや、気遣い、人に好かれる性格でないとやっていけない面はあるだろう。
ワンマン社長がゴリゴリと引っ張っていく会社も当然あるが、スポンサーや異国の経営者や投資家とも絡みながらいくつもプロジェクトを動かしている本田選手
の性格は、少なくとも嫌われるようなものでは無いのではないだろうか。