2017年8月、ロシアワールドカップアジア最終予選で劇的な決勝ゴールを決め、日本代表のワールドカップ出場を決定づけた、井手口陽介。
普段ガンバ大阪でプレーする若者へ、ついに海外からもオファーが届いた。
シャイでインタビュアー泣かせとも言われる井手口は、自分のことを多くは語らないイメージがあるが、海外移籍は昔からの夢であり、目標だという。
そんな井手口選手本人は、どこの国のどこのリーグでプレーしたいのだろうか。
現時点で本人からの明確なコメントは無いが、彼の海外サッカーに関するイメージがいくつか紹介されているので、これをご紹介し予測の材料としたい。
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高まる国内・海外からの評価
ワールドカップ予選オーストラリア戦後ほどなくして、イングランド2部の古豪リーズ・ユナイテッドが井手口にオファーを出した。
といってもリーズはこの劇的な予選よりも前から、彼の獲得を目指していた。
結果的に契約には至らなかったようだが、リオ五輪にも出ている井手口のプレーに早くから注目していたようだ。
まだガンバとの契約があるため、移籍金(違約金)が1億円ほどかかるが、これも支払う用意があるようで、かなり本気度は高そうな様子。
そして現段階ではもう1チーム、ベルギー1部リーグのシントトロイデンも獲得に乗り出しているそうで、今後も興味を示すチームは増えることが予想される。
ただしイングランドプレミアリーグは就労ビザ取得の条件がかなり厳しいため、現段階での所属は難しいと言われている。
アーセナルに移籍した浅野拓磨選手のように、しばらくは欧州の別チームへレンタル移籍されるのが濃厚だ。
逆にベルギーリーグは、オーストリア同様外国人枠がないリーグなので、比較的所属・出場は現実的かもしれない。
とはいえ、欧州主要リーグではないため、井手口選手自身が行きたいかどうかは別である。
好きなプレーヤー
さて、そんな井手口選手が小学生時代にあこがれていた海外選手がいる。
元フランス代表のティエリ・アンリだ。
フランス代表はもちろん、アーセナルやバルセロナで活躍したアンリは、自らグイグイと前線に切り込んでいける、フォワードの選手だった。
当時からボールを持ったらガンガン攻めていく選手だったそうで、小学生時代の話とはいえ、彼の積極的な攻撃参加には、こうした選手の影響があるのかもしれない。
By @cfcunofficial (Chelsea Debs) London – Chelsea 3 Arsenal 1, CC 表示-継承 2.0, Link
また、本人が「注目している」とコメントしていたのは、同じくフランス代表MFのエンゴロ・カンテ(チェルシー/イングランド)。
岡崎慎司と同じイングランドのレスターシティから移籍したカンテは、積極的にボールを奪いに行くスタイルが魅力のボランチの選手。
今の井手口選手と同じポジションであり、プレースタイルも似ているため、国内・海外のメディアは「日本のカンテか」などと報じるところもあったようだ。
注目している選手が両方ともフランス代表であり、イングランドプレミアリーグでプレー。
この事実は井手口選手の希望リーグと関係があるだろうか。
海外選手への感想
リオ五輪の際には、対戦相手の選手についてもコメントしている。
五輪前の親善試合で対戦したブラジルの選手が印象的だったようで、スポーツ報知の取材に「ブラジルは優勝すると思う」とコメント。
具体的な選手名も出しながら、自分と比較していた。
「(守備での)出足の部分とか、負けていないと思えるところもあった。課題はまだまだあるし、練習から意識していきたい。ブラジルの11番(ガブリエル・ジェズス=パルメイラス=)、9番(FWガブリエル・バルボサ=サントス=)は同い年やし…」
合っているのはプレミア?でも乗り越えるべき問題多し
以上、色々と井手口選手の海外選手への評価をご紹介してきたが、好みの選手やプレースタイルから考えると、リーズのようなプレミアリーグのチームが合っているのかもしれない。
ただし契約の問題や、あたりの強いリーグなので体格の問題など、まだまだ問題は山積み。
とはいえ、若くして世界も経験している井手口選手。移籍情報が待ち遠しい。