ロシアワールドカップアジア最終予選で、サッカーをそれほど知らない層にもその名をとどろかせた、ベルギーヘント所属の久保裕也選手。
同じ右サイドのポジションには、これまで代表不動のレギュラーだった本田圭祐選手がいたこともあって、メディアは日本代表「世代交代」シンボルとして久保を取り上げている。
その無骨な表情とキャラクターも特徴的だが、実際本田選手のことはどう思っているのだろうか?
これまでのメディアの報道やコメントから検証してみたい。
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不動の代表レギュラーだった本田選手から定位置を奪った久保
A代表では、高校生の時に始めて召集されて依頼、何度か呼ばれているものの、攻撃的ポジションには本田圭祐、香川真司、岡崎慎司など不動のレギュラーが君臨していたこともあり、出場はほぼ無かった。
ワールドカップ3次予選後のカップ戦で、おそらくテストも兼ねて初出場、その後最終予選のサウジアラビア戦で初のスタメン出場。
その際、代わりに本田圭祐選手がスタメン落ちとなったため、話題になった。
このサウジアラビア戦では早々にヒザを負傷し、目立った結果は残せなかったものの、アグレッシブに仕掛ける姿勢は何かを期待させるものがあった。
この頃からメディアは本田選手と久保選手の状況について「世代交代」というキーワードと共に、よく取り上げている。
本田選手のことはどう思っている?
そんな久保選手にも徐々に注目が集まり、テレビなどでのインタビューもいくつか出始めた。
所属クラブでも出番を失う本田選手の状況もあり、比べて評される事も多い。
やべっちFCでのゴン中山氏のインタビューでも、同じポジションの本田選手について聞かれており、おおよそ以下のようなやりとりがあった。
ゴン中山氏「本田選手はそれほど前に前に、という選手ではないので、そこの部分でも違いをだせるのでは?」
久保選手「そうですね、当然その部分が自分の強みだと思います」
ゴン中山氏「本田選手はやはりライバルですか?」
久保選手「や、自分の場合は本田選手だけじゃなくて、前線の選手全員ライバルだと思います」
というように、普段から淡々としている久保選手だが、筆者の印象では本当に本田選手を取り立ててライバル視しているようには感じられなかった。
誰がライバル、というよりも、自分がいかに結果を残すか、ということだけにフォーカスしているようなやりとりであった。
レギュラーを奪った本田圭祐との仲は?
では実際本田選手と会話はあるのか?
当然ピッチ内でのやりとりはあるはずだが、オフではどうなのかが気になるところだが、同インタビューでこんなコメントがされていた。
ゴン中山氏に、どんな気持ちで初スタメンに望んだかを聞かれると、
「右サイドは初めてだったので、本田選手が右サイドの守備の仕方とかをアドバイスしてくれた。右サイドはこうやって守ればいいよ、とかを教えてくれたので、それで試合にスッと入ることができました」
と話している。
やはり良いも悪いもメディアの扇動
世代交代のシンボルのように取り上げられる久保選手と本田選手の対照的な状況。
メディアが若手の突き上げやベテランの状況などを取り上げることで、ファンとしては色々な思いを巡らせてしまうが、
当然ながら、選手としては他人はどうあれ、いかに自分が良くなるか、というのを考えて淡々とやっているようである。
報道やネット上では色々な煽りコメントも多いが、まさにチームのために、力を合わせて頑張ってほしいと願うばかりである。
(プレイスタイルの面から、一緒にプレーしやすい、しにくい、というのは当然あるとは思うが・・・)
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