ラモン・ディアスだけじゃない、海外リーグで監督を務める元Jリーガー一覧

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2017年、ACL(アジアチャンピオンズリーグ)決勝に浦和レッズが出場したが、その対戦相手の監督は意外な人物だった。

Jリーグ黎明期に協力な左足でゴールを決めまくり、Jリーグの初代得点王となった、ラモン・ディアス氏である。
移籍や引退とともに表舞台では見かけなくなったものの、パラグアイ代表の監督も務めていたようだ。

そんなラモン・ディアス氏のように、Jリーグ黎明期を彩り、引退後も実は監督業で活躍を続けている選手は多い。
今回はそんな海外で監督として活躍する元Jリーガーを紹介したい。

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ピーター・ボス(ボルシア・ドルトムント監督)

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2017年、香川真司が所属するドイツブンデスリーガのボルシア・ドルトムント監督に就任した、ピーター・ボス監督。
Jリーグ黎明期の1996年 ジェフユナイテッド市原に加入し、1年間プレーしている。
また、キャリアの最後1999年にも再度市原に戻り、1年後にそのまま引退。

ポジションは基本的にはアンカーで、ダブルボランチの一角を担った。
性格的にはとても穏やかで、チームメイトを怒ったり怒鳴ったりしたことがないそうで、チームメイトからも愛されたキャラだったそうである。

ラモン・ディアス(アル・ヒラル監督)

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2017年、アジアチャンピオンズリーグ決勝で浦和レッドダイヤモンズと対戦したアル・ヒラル(サウジアラビア)のラモン・ディアス監督。
1993年〜1995年まで横浜マリノスに所属、強力な左足を持つFWとしてJリーグの初代得点王となっている。
選手としてはアルゼンチン代表でプレー、監督としてもパラグアイ代表を率いた経歴があり、同世代のマラドーナとは対照的に、人格者として評価されている。

ジーコ(FCゴア監督)

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言わずと知れたサッカーの神様ジーコ。Jリーグ開幕前から日本リーグでプレー。
Jリーグ開幕前後の鹿島アントラーズで一時代を築いた。
監督としては、日本代表やイラク代表の歴任で有名だが、クラブチームもトルコのフェネルバフチェ、ギリシャのオリンピアコスなど、名のあるチームの監督も務めた。
2014年からはインディアン・スーパーリーグのFCゴアの監督を務め、インドのサッカー文化向上に一役買っている。

ドラガン・ストイコビッチ(広州富力監督)

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その華麗なプレーからピクシーと呼ばれたストイコビッチ。
Jリーグ黎明期の名古屋グランパスエイトで、リネカーや、現アーセナル監督のアーセン・ヴェンゲル監督とともにプレー。
引退後は2008年〜2013年まで古巣名古屋グランパスエイトの監督を務め、2015年から中国の広州富力の監督となっている。

イワン・ハシェック(エミレーツ・クラブ監督)

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こちらもJリーグ黎明期に、サンフレッチェ広島やジェフ市原で活躍したイワン・ハシェック氏。
現役時代はセントラルミッドフィルダーでプレー。
1997年の引退以降は、Jリーグのヴィッセル神戸をはじめ、アル・ワスルやASサンテティエンヌなど、各国クラブで監督を歴任している。
2016年からはアラブ首長国連邦リーグのエミレーツ・クラブで指揮を執っている。

ジョルジーニョ(バイーア監督)

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Jリーグ初期に鹿島アントラーズでレオナルドらとプレーし、黄金時代を形成したジョルジーニョ。
現役自体にはフラメンゴやバイエルンミュンヘンやレバークーゼンなど名だたるクラブで主にサイドバックとして活躍。
引退後は代理人業を経て、フラメンゴやヴァスコ・ダ・ガマなどブラジルのチームを中心に監督業に従事している。
なお、2012年から1年間は鹿島アントラーズの監督も務めている。
2017年からは母国ブラジルのバイーアというチームの監督に就任している。

レオナルド(アンタルヤスポル監督)

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ジョルジーニョとともに鹿島の黄金時代を作ったレオナルド。
現役時代にはサンパウロやパリサンジェルマン、ACミランと名だたるチームでプレー。
2003年に引退後は、古巣のACミラン、インテル・ミラノの監督を経て、2017年からトルコのアンタルヤスポルの監督となっている。

ギド・ブッフバルト(シュトゥットガルト・キッカーズ監督)

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浦和レッズのディフェンダーとして活躍したギド・ブッフバルト氏。
1999年にブンデスリーガのカールスルーエで現役を終えた後は、2004年に古巣浦和レッドダイヤモンズの監督に就任。
その後ドイツのクラブの監督を経て、現在はブンデスリーガ3部の下に位置する「レギオナルリーガ」の「シュトゥットガルト・キッカーズ」というクラブで監督を務めている。

アルシンド・サルトーリ(フォス・カタラタス監督)

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Jリーグ初期にそのルックスやキャラで人気を博した、アルシンド選手。
鹿島アントラーズからヴェルディ川崎、コンサドーレ札幌などを経てブラジルのクラブで現役を終えた後は10年以上父親の農場を継承し、運営。
その後2015年、ブラジル女子リーグのフォス・カタラタスの監督に就任している。

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